ワーママ・ケアマネたきぼんの介護・子育て

ケアマネたきぼんのこころが軽くなる介護・子育て・生活のヒント

母の入居施設 アクリル板越しの面会再開。でもまだ制限が厳しく中々会えない。

私の母は特別養護老人ホームに入所しています。

新型コロナ第7波が落ち着いてきて、ようやくアクリル板越しの面会が再開。

今までは予約制のWeb面会のみの対応。

ようやくリアルに会えます(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

母の施設は感染防止対策を厳しく実施しています。

まん防が解除され、海外からの入国制限が緩和され、全国旅行支援が再開されても、

しばらくWeb面会のみの対応でした。しかも10分( ノД`)シクシク…。

10月に入り、感染者が少なくなってきたことからようやくアクリル板越しの面会が再開されました。

 

第6波が落ち着いたときのリアル面会では、予約がなかなか取りにくく(皆さん面会したいですよね)、ようやく1回予約して、次の予約ができても、感染者が増えて即対応終了。悲しかった。本当に厳格に感染予防を管理しています。

 

私の勤務する施設は、まん防が解除されてすぐに面会制限の緩和をしました。

【入居者の心身状態の低下を防ぐために、家族と過ごす時間を大事にすべき】という、

生活の質の維持・向上にシフトしたのです。

 

コロナ禍で、感染防止のために面会制限・外出制限をしました。訪問系のサービス、ボランティア、理美容などを中止し、家族との面会はWEBだけにしました。

そこで起きたことは、入居者の日常生活動作の低下、認知症の進行、疾病の進行、意欲の低下など心身機能の低下です。

変化のない人もいました。しかし、皆さん多少なりとも何らかの形での心身機能の低下が見られたのです。

私もコロナで外出を最小限にし、自宅で籠る生活をしていた時は鬱々としました。

施設で生活されている方も同じ状況だと思います。

 

施設内で職員だけでできるサービスには限りがあります。

施設で入居している方にとり、外部との接触、他者との交流、特に家族と過ごす時間は

本当に大切なことだと実感しました。家族の力は大きいです。

 

厚生労働省は高齢者施設の面会制限について、高齢者の心身機能の低下を防ぐために大きな制限をしないとの見解ですが、施設により感染予防対策に差があるのが現状です。

 

持ち込まれたらクラスターになる。それを防ぎたい施設側の気持ちも理解できます。

でも、全くコロナについてわからなかった時と比べ、だいぶコロナについてわかってきたことが増えています。情報やデータも揃いつつあります。そのような状況となった今、感染防止対策を継続しつつ、施設の生活を日常へ戻していくことが必要なのではないでしょうか。

 

家族としては、感染防止しながら、家族との面会を大事にするという対応を望みます。

 

母の施設はこんなにも厳格な制限を行っているのに、2回も大規模なクラスターが発生しました。

私の施設はかなり面会制限を緩和して自由な面会と外出ができる対応をしていますが、一度も入居者に感染者は出ていません。

 

ワクチン接種はどちらの施設も実施しています。

この違いはどういうことでしょう。

 

家族と会い、話し、触れ合って、笑って過ごす。時々外出して楽しむ。外食を家族と楽しむ。そんなあたりまえの日常を送ることで、心身機能が維持でき、免疫力も高まっているのではないかと考えます。

 

感染防止のための制限を設けつつも、あたりまえの日常を生きること。

施設の生活をベースとしながら、家族と過ごす時間をある程度自由に設ける。

もちろん、家族側も感染防止対策をしっかりする。

これは施設入居者のみならず、誰にでも大切なことではないでしょうか。

 

国ももう少し高齢者施設側に後押ししてほしいと願います。

このままだと、施設という名の牢獄で生活しているようなことになりかねない。

 

家族としてのもやもやでした。

 

 

 

 

 

 

 

世の中の動きに合わせて、