コロナ禍で新学期が始まる。長期休み明けで不安な息子。
今日から9月。新学期が始まりました。
新型コロナ禍、緊急事態宣言下での新学期。学校も生徒も保護者も心配な思いでのスタート。
デルタ株流行にて、若い世代にも感染が拡大しているという。
12歳以上へとワクチン接種も対象年齢が拡大した。政府も若い人ほど接種してほしいと発信している。そして、接種したくでも予約できない・・・という状況である。世の中は不安で満ち溢れている。
受験生の夏休み、息子は殆ど友達と遊ばず、塾と自宅とで生活していた。
息抜きで遊んだのはきっと2~3日位。
昨夜、学校の準備をしながら、
「明日、気持ち悪くならないかな。」と不安を口にした。
長い休みで友人とも会っておらず、久しぶりの再会で不安が出ている様子。
加えて、新型コロナ感染防止のため、緊急事態宣言中は分散登校&リモート授業という、イレギュラーな対応。それにも不安を感じている様子。
私「大丈夫だよ。」
息子「不安の薬飲んでもいい?」
私「気持ちが落ち着くなら、飲んだらいいよ。」
息子「うん」
1学期に下痢と嘔吐で通院した時に処方された薬。嘔気を緩和する胃腸薬。
最期の通院でお守りにと多めにいただいて、残り3錠ある。
息子は本当にそれをお守りとして持っている。大切に。
今朝、やはり投稿に不安そうな息子。
「熱はないかな?」
「気持ち悪くならないかな?」
と不安が膨らんでいる様子。「薬飲んだら?」と伝えると、安心した表情になる。
出かけ間際に、「やっぱり薬は飲まない。あと3錠しかないから。」と、自分で気持ちに折り合いをつけて登校した。
生活が変わることに不安を感じているんだね。
でも大丈夫。学校に行けば友人にも会える。きっと楽しくなるよ。
昨年の夏休みは同じコロナ禍だったけど、友人と遊んでいたから"久しぶり"な感覚がなく、新学期を迎えることができた。
今年はみな受験生。塾や学習などの時間が多くなり、遊ぶ時間も取れずに過ごした。
息子はスマホを持っていない。SNSで繋がることもできず、孤独感もあったのだろう。
こういうときSNSは便利なんだな。会っていなくても、友人と繋がっている感覚が持てる。たわいもない会話ができる。そういう繋がりが気持ちを支えてくれるのでしょう。
息子は今、「不安」な気持ちと共存している。
何が不安なのか。以前よりは自身で自覚できるようになった。
「不安なんだ。心配なんだ。」と口にすることができるようになったから、
その不安の乗り越え方や不安への向き合い方を親子で話し合うことができる。
小4の時に不安障害を発症した時は、何が不安なのか、自分の心を整理したり、言葉にすることが難しかった。
でも、療育で指導受けた認知行動療法を今期強く親子で実践することで、不安や心配なことがあっても、どのように考え、不安を軽くしていく考え方を学んだ。
今ではその考え方を応用して、自分なりに気持ちを整えることができるようになった。これは本当に成長( *´艸`)
一つずつ乗り越えてきたけれど、やっぱり長期休暇後の登校初日は不安でいっぱいになる。でも、元気に送り出せて私も安心している。
今日は半日授業。どんな顔して帰ってくるかな。
頑張れ!!応援しているよ。