ワーママ・ケアマネたきぼんの介護・子育て

ケアマネたきぼんのこころが軽くなる介護・子育て・生活のヒント

高齢者施設 社会的PCR検査 東京都

介護保険で特定施設に分類される介護付き有料老人ホームでケアマネしてます。

 

グループ施設で、東京都が主催の社会的PCR検査が実施されました。

私の勤める施設は、6/27~29を予定しています。

 

自治体や都道府県で実施している社会的PCR検査。

東京都主催の検査を受けるのは初めてです。

なぜ3日もあるのかな・・・?

 

先に東京都主催の社会的PCR検査を受けた友人に聞いてみました。

 

3日間でPCR検査を希望する入居者と職員の唾液を施設で採取し、指定されている

検査機関に送るとの方法だったとのこと。

 

なるほどです!

だから3日間という期間を取っているのですね。

しかし、すごく疑問です。

 

高齢の入居者から検査に必要な唾液量を採取できるのか??

 

世田谷区で実施した社会的PCR検査の時は、検査機関の方が来てくださり、

お部屋を回って、鼻腔から検体を採取するとの方法でした。

職員も一緒に巡回することで、全員の採取は2時間ほどで終了しました。

翌日に結果が判明。とてもスムーズでした。

 

今回は唾液採取での検査方法。

 

困りました。うまく採取できるかとても不安です。

友人の施設は、比較的介護度の軽い、元気な高齢者が入居されています。

検査の理解や、検体採取への協力も得られやすい方々です。

私の勤務する施設は、認知症の比較的重い方、医療度が高い方、意思疎通が困難な方

など、介護度の重い方がたくさん入居されています。

 

夫が昨年12月に受けた唾液摂取でのPCR検査の時、試験管の2/3位の唾液を取る必要がありました。中々出せず、夫も必要量を採取するのにかなり苦労した経験があります。

もしも夫の検査時と同じ量を採取しなければならないとしたら・・・。

 

かなりスタッフや看護師の手間がかかりそうです(゚Д゚;)。

 

高齢者は唾液の分泌量が低下しています。

認知症で検査の意味がご理解できない場合もありそうです。

機能低下で唾液を外に出せない方もいるでしょう。

 

果たして、唾液検体をしっかり採取できるのだろうか。今から非常に不安です。

 

東京都はなぜ、唾液採取の検査を選択したのでしょうか。

世田谷区のように施設に検査機関が来訪し、鼻腔でからの採取の方が手間なくできそう

なのですが・・・。

 

まあ、そんなことを嘆いていても仕方ありませんね。

やるっちゃない!そんな気持ちでします。

 

ちなみに、友人の施設では6/9に検体を検査機関へ発送

全員の結果連絡があったのが、なんと6/17だったそうです Σ(・ω・ノ)ノ! 遅いっ(;´Д`)

しかも、何回にも分けての結果報告。6/16の時点であと11名の結果報告がまだで、

職員皆がやきもきしていたそうです(;´Д`)

 

万が一陽性者が出た場合は、施設は感染対応をしなければなりません。

結果が早くわからないと、それだけ感染対応が遅れることになります。

感染対応が遅れたことで施設内クラスター発生に繋がってしまうリスクがあるのです。

 

高齢者施設における社会的検査の目的は、無症状の陽性者を見つけ、早期に感染対応を行うことで、施設内クラスター発生を防止することだったと思います。

 

検体を採取して、結果が8日後・・・なんて悠長なことをしていたら対策が間に合いません!!職員も入居者もご家族も、みんな不安な気持ちで過ごさなければなりません。

 

それだけ、東京都の検査機関がひっ迫しているということでしょうか。

それとも、症状なしの高齢者の検体なので後回しでもよいと思われたのか??

症状出ている方の検査が優先されたのか??

 

理由は謎です。

 

今度の検査も、結果判明するまでこんなスケジュールで進められたら、救える命も救えなくなってしまいます・・・。

 

私たちの検査の時は、どうか改善されていますように。