【新型コロナ】同僚の家族にPCR陽性が判明 ~同僚のPCR検査結果の報告~
5.18同僚から「夫がPCR検査で陽性だった」という報告を受け、19日中に【同僚が陽性だった場合】を想定した準備を進めていました。
そして5.20今日。同僚のPCR検査結果が判明します。
朝から事務所内は、何となくそわそわ、どきどき。緊迫した空気です。
変異株が主流になっている現在、会社での経験値では、同居の家族が陽性だった場合は
ほぼ必ず家族は陽性になるとの結果が多いとのこと。部長からそう説明があり、「たぶん陽性だろう」と腹を括って結果を待っていました。
10:30同僚から職場へ連絡が入る。
「陰性でした。」
まずは一安心です。施設全体が、安堵の空気に包まれました。陰性で良かった。
<現在の状況>
・夫はこれからホテルへ移動する。微熱あり、37.2℃。
・保健所からは、夫が陽性が判明した5.17を起点に、健康観察期間の2週間は仕事を休む
こととの指示を受ける。→6.1までが休業期間、6.2から就業開始。
以上の報告を受け、会社の判断。
「会社の新型コロナ感染独自の対応で、最後に陽性の夫と過ごした5.20から14日間は休業とする。」
会社命令での休業陽性なので、国の救済措置である休業補償の利用が可能です。
有休を使用するか、休業補償を使用するかは、今後同僚が選択します。
陰性が判明して、本当に良かったです。
しかし、今後の健康観察が重要になります。現段階では陰性ですが、今後症状が出たり、陽性になる可能性があるからです。きっと同僚が一番、不安で心を痛めていることでしょう(´;ω;`)ウッ…
夕方、運営メンバーで振り返りをしました。
・職員が陽性になった場合に、どう動くか。事前準備の分担、各職種が何をすべきかを
日ごろから決めておくことが必要だった。
→施設長が全ての準備を行い、深夜までかかってしまった。
・施設全体で危機意識が薄れていた。
→長く続くコロナ疲れが出ていたのではないか。
・陽性者が介護職員だったら、入居者接触者人数が増えていた。
→同僚は非常勤の事務職種だったため、入居者との接触者が少なかった。
・入居者は高齢者である。コロナを移していたら死なせてしまう可能性があった。
↓
日頃からの感染防止策を徹底すること。
一つひとつのケア手法の見直し。
職員の行動の見直し。
職員自身の生活を感染防止の視点で行動すること、基本を守って行動すること。
職員の家族も同じ基準で生活してもらうこと。
原点に返ることが必要だと、実感しました。
感染ルートとして、
・マスクを外しての会話・食事
・同居家族以外の人との会食 という場面での感染が多く報告されています。
マスクは万能ではありません。しかし、会話の際はマスクを着用することが、感染予防につながることを意識したいと思います。
ケアマネの私は、人と話すことが仕事です。
ケアプランの説明や生活のご要望を伺うときは、15分以内で話が終わらせることは
ほぼ不可能です。話を聞いてなんぼだからです。
そして距離も1mも離れての会話も不可能です。高齢の方との会話は、30㎝位の近い距離で、ゆっくり丁寧に、大きめの声で話さないと、伝わりにくいからです。
なので、マスク+フェースシールド着用し、換気を十分にしたうえで、15分を超えるようであれば、細切れに説明する時間を持つなど、工夫をしています。
マスク+フェースシールドでは、話が伝わりにくいのです。
耳が聞こえにくい高齢者の方は特に・・・。
マスクをしていても、大きな声だと飛沫の心配もあるし・・・。
本当に悩ましいです。
同僚はこの3日間、本当に大変で、疲弊したと話していました(;´Д`)。
・保健所とのやりとり
・夫の健康観察とホテル療養の準備
・夫と生活空間を分けての対応
・自分の健康観察
・職場への報告・施設長からの詳細の聞き取りへの対応
・夫の職場とのやりとり
・他者に感染させてないかの不安
・担当している仕事の心配
・他の職員へ負担かけてしまうことの申し訳なさ
・発症するのではないかとの不安
・夫が急変するのではないかとの不安
・別居の家族への感染させていないかの不安
いろいろな思いで、押しつぶれそうだと心情を吐露してくれました( ノД`)シクシク…
幸い、同僚は発熱もなく、体調は変わらずとのことです。良かった。
もうしばらく、自分の体調の変化にびくびくしながら生活することになります💦
本当に苦しいはずです。自由に外出もできず、家族とも会えず、自宅で孤独な時間を
過ごしていると思います。
私ができることは、彼女の声掛けをしていくこと。
ラインで気持ちを聴こう!少しでも気持ちが軽くなるように。
仕事の心配が少しでも軽くなるように、彼女の仕事を引き受けよう。
高齢者施設で働いているからこそ、感じる恐怖があります。
だからこそ、日頃の感染予防の生活が大切になります。
でも、どんなに気を付けていても感染を100%防ぐことは不可能です。
陽性になったご主人は悪くありません。家族である同僚も悪くありません。
でも、当事者は「陽性になってごめんなさい。」と謝罪されます。自分が悪いという感情を持ってしまうのです。
新型コロナウィルスに感染してしまっても、罪悪感をもったり非難されることがないような、そういう社会環境になって欲しいと願います。