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母とWEB面会~会えない中での母の様子~

今日は母とWEB面会をしました。

 

母が入居している特別養護老人ホームでは、感染拡大したことで一時面会緩和措置が

とられたけれど、12月から再度、面会が禁止になっています(´;ω;`)

緊急事態宣言発布で、訪問理美容、訪問コンビニ、訪問マッサージなども中止に。

医療以外は外部からの訪問は禁止になっています。

 

新型コロナウィルス感染防止対策のため、今までのような面会が禁止となって、

もうすぐ1年になります。母と一緒にゆっくり過ごしたのは昨年の2/18。

それ以降、月1回のWEB面会。昨年10~11月に、一時面会制限緩和措置で、2m離れて、15分間のみの面会を2回。やっと15分でも会える~と喜んだのもつかの間、またまた面会禁止です。

 

切ないです。いったい、いつまでこんな状況が続くのか・・・・。

 

今日は27日ぶりのWEB面会。

母の様子は変わらず、元気にしているようです。

画面越しでの会話は、やっぱり聞き取りにくい様子。

職員さんを介さないと、私の言葉も伝わりません( ノД`)。

画面越しだと母の様子も感じることができません。

やはり、リアルに会うことの大切さを実感しました。

本当にゆっくり会いたい・・・・。

 

おとといの1月25日は、母が倒れた日。

そのことを覚えているか聞いてみました。

 

「1月25日は何の日か覚えている?」

「何だろう・・・?わからないわ。」と母。

「お母さんが5年前に、倒れた日だよ。」と伝える。

「あーそうなんだ。忘れちゃった(^^)」と笑顔で答える母。

 

本当に忘れてしまっていた。

一昨年までは、話すと思い出していたのに。

倒れた場所や状況も話してくれたのに。

 

すっかり忘れていた。左半身麻痺になった原因であることさえ、忘れていた。

母は今を生きている。今だけを生きているようだ、

過去の人生ははるかに遠い、霞の中。うっすら思い出すときもあるが、

家族と会えない今、思い出す機会もなくなっている。

母と思い出を共有できないことが、こんなに辛いことだとは。

 

娘としては本当に辛い事実。残念で悲しい。

でも母は、笑顔で今を暮らしている。

辛いことや悲しいことを忘れている。それはいいのかもしれない。

でも、それだけでなく、家族との楽しい思い出も忘れてしまった。

 

母は脳出血で倒れ、過去の記憶を失った。

最初は認知症では?と思ったが、ちょっと症状が異なる。

脳出血で破壊された脳細胞の場所が、過去の記憶を司る部分だったのだろう。

 

会って、写真をみながらゆっくり思い出話をしたい。

例え覚えていなくても、いろいろと話をしたい。

触れ合いながら、近くで直接話すことに意味がある。

WEB面会では、それができない。本当に悲しい。

 

なんとなく他人行儀な印象を受けた、悲しいWEB面会でした。

 

早く早く新型コロナウィルスが落ち着いて、いつもの日常になりますように。

強く、心から願います。