社会的PCR検査を受ける!
私は東京都世田谷区にある高齢者施設(特定施設)で働いています。
世田谷区では、介護施設職員を対象に無症状者へのPCR検査を進めています。
いわゆる「社会的PCR検査」です。
重症化リスクの高い施設内の感染者発見が重要だとの考えで開始されました。
国も財政支援を行っているとのことです。
検査の目的は、次の3点と説明がありました。
・施設利用者への感染を未然に防ぎ、重症化をさけること
・感染者または感染疑いのある方に接触した可能性の高い方に対して、早期に対応を
すること
・施設内でのクラスター発生を抑制すること
このような「社会的PCR検査」を行うことで、施設感染を防ぐための迅速な対応につなげ、職員が安心して業務に従事できように、福祉サービスを止めない環境を築くことが目的です。(世田谷区HPより抜粋)
対象の施設は、介護事業所の他に、障害者施設、一時保護所、児童養護施設、保育園、幼稚園、小中学校、学童、放課後預かり施設の職員など、多岐にわたります。
昨年秋ごろから区内施設で開始され、本日私の職場の検査日を迎えました。
緊張です。
時間前に全職員が集合し、問診表を用意して待つ。
やや密になりそうな場面であり、看護職員が注意喚起していました。
私たちが受けたのは鼻腔拭い法での自己採取でした。
検査員のかたが見守り、指示くださる下で、自分で両鼻腔内を綿棒で拭います。
綿棒は思ったよりも短く、インフルエンザ検査のように鼻腔の奥まで入れるのではなかったです!でも、粘膜に綿棒を押し付けぐるぐると採取するので、痛みがありました。
蓋つき試験管に入れて、終了です!!!
結果は翌日の夕方に判明します。
私の施設では60人程の職員が検査しました。体調不調の職員はいません。
しかし、今やいつどこで感染してもおかしくない状況。無症状での陽性ということも
ありうることです。
神様に全員が陰性であるよう祈るばかりです。神頼みしかない(´;ω;`)ウゥゥ
一人でも陽性者が出た場合は…。
考えたくはないけれど、様々な対応をしなければなりません。
そうならないように、本当に祈るばかりです。
陽性者が出た場合、重要となるのが濃厚接触者の特定です。
私たちは検査2週間前からの行動記録を取っています。
どこで、誰と、どのくらいの時間、何をしたか。移動手段は何か、職場での行動とプライベートでの行動について、詳細に記録しています。
万が一、自分が感染していた場合に、濃厚接触者を選定しやすくするためです。
国で指定している濃厚接触者の定義です。一度変更がありましたね。
『発症2日前から、1m以内を目安に、15分以上、マスク着用や手指の消毒など感染予防対策を講じずに、接触した人』
マスク着用や手指の消毒など感染予防対策をしていた場合は、発症2日前から1m以内で15分以上接触していても濃厚接触者としては認定されないとのことです。
「社会的検査」が対象になる職業では、近い距離で接することが避けられません。
無症状の新型コロナ感染者を早期に発見し、療養につなげること、濃厚接触者を確認し、療養や治療へ繋げることで、施設内クラスター発生を防ぐことが期待できます。
昨年から実施している「社会的PCR検査」により、施設内での陽性者が見つかっています。しかし、早期に適切に対応することで、クラスター発生には至っていないようです。検査の効果が表れているのだと思います。
昨年秋とは感染拡大の状況が変わってきています。
どんな結果が出るのか、本当に心配です。
神頼みと感染防止対策を徹底しながら、明日の結果を待ちたいと思います。
あーすごく心配(+_+)